中古住宅の購入は、新築住宅に比べて費用を抑えられるという魅力がある一方、契約後に予期せぬトラブルが発生する可能性も少なくありません。今回は、中古住宅の契約後に起こりやすいトラブル事例と、その対処法を詳しく解説します。契約後だからといって、泣き寝入りする必要はありません。この記事を参考に、万が一のトラブルに備え、適切な対応をとりましょう。まず、契約後に多いトラブルの一つとして、隠れた瑕疵（かし）が発覚するというケースがあります。瑕疵とは、住宅の欠陥のことで、雨漏り、シロアリ被害、構造上の問題などが挙げられます。これらの瑕疵は、契約前に確認することが難しい場合があり、住み始めてから発覚することがあります。次に、契約内容と異なる状態での引き渡しです。契約書に記載された設備や、仕様と異なる状態で、引き渡しが行われることがあります。例えば、エアコンが設置されていなかったり、リフォーム箇所が、契約内容と異なっていたりするケースなどがあります。また、契約後、住宅ローンの審査が通らなかったり、融資金額が減額されたりするトラブルも発生する可能性があります。さらに、近隣トラブルが発覚するケースもあります。購入後に、周辺の住民との間で、騒音や、境界線などのトラブルが発生する可能性も考慮しておく必要があります。これらのトラブルは、事前にしっかりと確認しておくことで、ある程度回避することができます。また、トラブルが発生した場合は、専門家（弁護士や、不動産鑑定士など）に相談し、適切な対応をとるようにしましょう。