中古住宅を内覧する際には、素人でもわかるサインがあります。そのサインについて詳しく解説します。まず、建物の傾きは、ビー玉などを床に置いて確認することができます。ビー玉が転がる方向に、建物が傾いている可能性があります。次に、壁や天井のシミは、雨漏りの可能性を示唆しています。シミの色や範囲を確認し、業者に詳しく説明を求めるようにしましょう。 また、床のきしみや、建具の開閉がスムーズでない場合は、建物の歪みや、建材の劣化が考えられます。窓やドアの隙間は、雨風の侵入や、断熱性能の低下につながります。さらに、配管のサビや、水漏れの跡がないかを確認し、カビ臭い場合は、湿気の問題がある可能性があります。これらのサインを見逃さないように、内覧時には細心の注意を払いましょう。 中古住宅を購入する際には、ホームインスペクション(住宅診断)を依頼することを強くおすすめします。ホームインスペクションとは、専門家(建築士など)が、建物の状態を詳しく調査し、不具合箇所や修繕が必要な箇所を指摘してくれるサービスです。 ホームインスペクションを依頼することで、自分では見つけにくい、構造的な問題や、配管の劣化などを発見することができます。また、ホームインスペクションの結果は、業者との価格交渉にも役立ちます。ホームインスペクションには費用がかかりますが、後々のトラブルを考えると、非常に有効な投資と言えるでしょう。